奥田のちょいとおつまみ話 - 酒にまつわる日々のあれこれ -

おくだが嫁をもらうまで

どうも、おくだ酒店の4代目・圭三です。
去年、妻の綾里と結婚してから2人でお店を切り盛りしています。今回はそんな私たちの出会いのお話です。(誰が興味あんねん…という突っ込みは一切受け付けません笑)

35歳の時に金沢の酒造会社を辞めて輪島に戻り、酒屋を継いだ僕。忙しい日々に終われ、気付けば独身のまま40歳になってました。友人からは「高望みしとるがか?」「男が好きなんか?」とまで言われる始末…(苦笑)。(結婚は考えとるけど、なかなか出会いがないんだよなあ…どうしたらいいかな?)悩む僕に、あるとき東京の友人が「お見合いアプリ」をすすめてくれました。

使い方すらよく分からないまま、とりあえず自分のプロフィールを登録。そこでマッチングしたのが綾里でした。LINEでいろんなやりとりをする中で、なんと(!)日本酒が好きだという彼女。酒屋のせがれとしてはうれしくもあり、自然とお酒の話題で盛り上がったのです。

あるとき、綾里からおすすめの日本酒を聞かれた僕は、石川でも数件しか取り扱いのない(当店でも大人気商品です!)秋田の「雪の茅舎(ぼうしゃ)」をすすめました。「ぜひ呑んでみたい!」という彼女の希望を叶えるべく、雪の茅舎が呑める金沢の居酒屋で会いましょう、という流れになったのです。(雪の茅舎に感謝ですね笑)

松任(白山市)から電車で来た綾里と金沢駅で待ち合わせ。綾里は写真の印象よりもずっとステキな子でした(デレ)。このとき綾里は遅れてきたのですが「全然大丈夫!」という僕の一言に(優しい人そうだな)と安心してくれたみたいです(ドヤ)。二人で飲んだ雪の茅舎はとてもおいしく、綾里は県外酒をあまり呑んだことがないというので、二杯目には山口の「東洋美人」をチョイス。おいしく楽しい時間を過ごしました。

駅でさよならした後、振り返ることなくスタスタ去っていった綾里に(二度目はないかも…)と不安になりましたが、後々聞くと単に電車に乗るため急いでただけでした(笑)お酒が共通の話題になり、縁をつないでくれて、綾里は輪島に嫁いでくれました。

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